人のかわりに日常のお掃除をしてくれる、忙しい現代人の救世主、ロボット掃除機。ルンバ以外にもいろんなメーカーが出していて、それぞれに特長があります。
2016年2月現在の最新機種でダイソン、東芝、パナソニックのロボット掃除機を比較してみました。
吸引力が高い、ゴミ捨てが簡単、角やはじっこの掃除が得意など、どの掃除機もいいところがあるのですが、総合すると掃除機として、ロボットとして、バランスがよいのはルンバだと思いました。
吸引力のダイソン Dyson360 Eye
強力で変わらない吸引力でおなじみのダイソンからロボット掃除機が出ました。
ロボット掃除機を裏返すと吸引口がありますが、通常、他のロボット掃除機では、その吸引部が本体の半分ほどしかありません。
なので、その吸引口までゴミを運ぶためにブラシでチリやホコリを履きだす用になっていますが、ダイソンでは、吸引部が本体の幅とほぼ同じ長さになっています。
大きな口で高い吸引力が売りのダイソンのロボット掃除機。
壁際や隅のお掃除もブラシなしの吸引力で吸い上げます。
その高い吸引力を維持しているがゆえに、長時間運転が苦手。連続運転は45分まで。充電がなくなりそうになると自分で充電しに帰ります。充電時間は2時間45分。
充電した後、中断した位置からお掃除を再開してくれます。
フィルターが目詰まりして、途中で吸引力が落ちる掃除機もありますが、ダイソンはサイクロンで遠心分離できるので吸引力を最後まで維持することができます。
遠心分離機能を搭載しているために高さがルンバ980より約3センチほど高い12㎝。
幅はルンバが35.3㎝に対して、ダイソンは24㎝とコンパクト。幅がせまいと椅子の間などもスイスイすすめます。
また、360Eyeという名前の通り、360°見渡せるカメラがついています。カメラでマッピングしながら赤外線センサーで自分の位置を把握しながらムダなくお掃除するのはルンバ980と同じシステム走行です。
違いは、ルンバ980では、少々でも明るければ部屋を把握できますが、ダイソンはダウンライト程度の照明がないと把握できません。
スマホアプリで遠隔操作+スケジュール機能も設定可能。
フィルターは水洗いが可能でランニングコストが安いです。
吸引力はかけるけれど、マッピング能力が高く、動きも早く、椅子の間にもしっかりはいってお掃除。その分連続運転時間も長くじっくりお掃除してくれ、ただし部屋の隅まではまあいっかというルンバに対して、吸引力でしっかりお掃除。ただし、吸引力を使うために連続運転時間は少ないダイソン。
動きのいいルンバと吸引力にこだわるダイソン。
どちらがいいかは使う人がどのように掃除してほしいかによって違うと思います。
月一のゴミ捨てで楽々お手入れ トルネオロボ
東芝のトルネオロボ2016年2月に発売された最新機種 VC-RVS2 は面倒な本体のゴミ捨てが全自動というのが特徴。
ロボット掃除機でかき集めたゴミを充電器を兼ねたステーションに戻って遠心分離しながら圧縮します。
ダイソンはそれを掃除機本体に備えていたので、高さがありましたが、ステーションにとりあえず集めて置くというのがトルネオロボとの違い。
そのためにトルネオロボの高さはルンバのように高くありません。
お掃除ロボットのダストボックスは、小さめで、こまめにゴミ捨てしなければいけないのは結構面倒。お掃除の手間もお手入れの手間もかけたくないという人はトルネオロボがおすすめ。
スケジュール機能あり、長いブラシが2つついていて、角や隅のお掃除にも強い。
連続運転最大60分 充電時間5時間
自動充電はできるが充電後の自動再開はできません。
カメラはついておらず同じところをランダムにお掃除する、ジグザグ走行タイプ。
カメラが搭載され、360°撮影できるカメラでお出かけ中に様子をスマホで確認できるVC-RCX1もあります。
三角形で隅のお掃除が得意な パナソニックのルーロ
パナソニック ロボット掃除機 RULO(ルーロ) ホワイト MC-RS20-W
三角形という形に特徴があるパナソニックのルーロ。2015年3月発売のMC-RS1が最新機種ですが、2016年4月下旬MC-RS200が発売予定。
形状+2本のブラシで部屋の隅や壁の際の掃除が得意。壁際で減速してぶつかる衝撃を軽減します。
ゴミが多いと1回転してそこだけを重点的にお掃除。掃除能力とセンサーの精度が高く微細なゴミまで検知して、ゴミの量に合わせてパワーや走行速度を自動制御してお掃除します。
高さはルンバ980とほぼ同じの92mm。
走行モードは基本は同じところをランダムにジグザグ走行。ゴミが多いところを重視する念入りモード、渦巻き状モードなど選ぶことができます。
連続運転は最大60分。
エリアメモリー搭載で、掃除してほしいところから重点的に掃除を始める機能があります。
リモコン付きで、スケジュール設定やお掃除結果もわかります。
ダストボックスが小さいので、トルネオロボとは反対にゴミ捨ての回数は多くなりますが、日本のメーカーらしく機能が満載で人気です。
バランスのルンバ
ルンバは980になってはじめてカメラやセンサーがつき、一筆書きのようにムダのない動きができるようになりました。
ロボット掃除機は大きくわけて、ジグザグ走行かシステム走行かのどちらかになりますが、
ジグザグ走行⇒ルンバ800シリーズ以下、トルネオロボ、ルーロ
システム走行⇒ルンバ980、ダイソン
になります。
ジグザグランダム走行では、同じところを何度も通るため、取りこぼしが少ないといわれていますが、実際にはルンバ980でもきれいにお掃除できていて、吸引力がアップしているからかなと思います。
システム走行のほうがお値段は上がってしまいますが、何度も同じところをお掃除すると時間がかかってしまい、これからは無駄なしシステム走行が主流になっていくのかなと思われます。
ロボット掃除機売れ筋ランキング(2016.2月現在 価格コム売れ筋ランキングより)
1位:ルンバ621
2位:アイロボット ブラーバ380i (ルンバの拭き掃除タイプ)
3位:ルンバ980
4位:ルンバ885
5位:パナソニックルーロ MC-RS1
6位:ツカモトエイム AIM-RC03
7位:シャープココロボ RX-V95A
8位:ダイソン 360 Eye
9位:トルネオロボ VC-RVD1
10位:シャープ RX-A50
お値段は高いルンバですが、売れ筋ランキングでは上位をルンバが独占していて、人気が高く、評価されていることもわかります。
走行方法、ゴミのお手入れ、連続走行時間、吸引力など比較するポイントはいろいろありますが、ロボット掃除機は掃除だけがうまくてもダメで掃除ができたうえで、いかにロボットとしてうまく動くかも重要なポイント。
いろんなバランスがよいのがルンバですね。
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