ルンバにはいろいろ機種があり、2017年11月現在、公式サイトで販売してモデルは、600と800と900シリーズで、数字が大きくなるほど上位機種になります。
新しいモデルになるほど値段も高く、機能もアップしてきていますが、980の最新機種は、これまでのモデルとどう違うのか、また2017年8月24日に販売された最新機種690,890について、特長を紹介します。
980の特長はスマート ・ クリーン ・ シンプル。
スマート⇒ジグザグ走行からナビゲーションシステムへ
600シリーズ・800シリーズは、ジグザグ走行をして、ランダム掃除が売りのシステムでした。
部屋の中をジグザグ走行することで同じところを4回以上通って部屋をきれいにします。
900シリーズより、カメラとセンサーを搭載して、部屋全体を把握、ルンバが今どこにいるのか、部屋のどこが掃除されてないのかを判断してすべての部屋を隅々まで掃除し無駄な動きがなくなりました。
吸引力もアップしたので1回通っただけできれいにお掃除できます。
他社のロボット掃除機がカメラとセンサーを搭載してこの機能を早々と使っていたのにルンバはカメラを搭載しないことにこだわっていたのかと思いましたが、900シリーズになって初めてこのスタイルになり他社に合わせた形になります。
カメラちゃんとついてます↑
その分値段も900シリーズより跳ね上がって、980の公式サイトでの価格は135,000円。“気に入ったんだったら買ったら?”といってた夫の顔が一瞬でこわばりました(笑)。
ちなみに価格は、、622が49,000円、ルンバ654が54,000円、875が74,000円、885が84,000円です。
ひとつ下の機種 780 と880 にはライトハウス機能というものがありました。
これは、広いエリアをルンバがランダムにお掃除すると、次から次へ移動して動きが無駄になってしまうので、部屋を区切って一つの部屋ごとに仕上げてくれるという機能でした。
980では、カメラとセンサーのおかげでライトハウス機能がなくてもムダな動きなしでお掃除ができるようになっています。
クリーン⇒清掃能力アップ
800シリーズでは約25畳のお掃除ができましたが、980では最大112畳、約185㎡までお掃除することができるようになりましたので、ワンフロアで広いマンションに住んでいる人には980が便利です。
800以下のモデルだと、充電が途中でなくなるとホームベース(充電ができる場所)に一人で帰っていき、そこで掃除が終了となっていました。
980では、充電がなくなるとホームベースに戻り、充電ができると再びお掃除を開始するようになったため、より広い場所が掃除できるようになりました。
また、カーペットを掃除するときに、自動的に吸引力をあげて奥にはいりこんだほこりや髪の毛までしっかりかきあげて吸引(カーペットブースト)します。吸引力は700シリーズ(通常清掃時)の10倍もあります。
またゴミがとれる量は800では700の1.5培、900では700の2倍に増えました。カーペットがある家は断然980がおすすめです。
シンプル⇒アプリを使ったシンプルな操作性
使い方は簡単で真ん中にある丸いボタンCLEANボタンを押すだけ。
さらに900シリーズと最新機種である890、690は、iRobitHOMEアプリを使ってWifi経由で遠隔操作ができるようになりました。
アプリを使うと、スケジュール管理を設定し、外にいても毎日同じ時間に掃除機をかけてもらうことが可能です。
本体のスイッチを押さなくてもスマホをリモコン替わりにして、スイッチをいれることもできますよ。
これまでのシリーズでもスケジュール機能(時間がきたら自動的にお掃除開始)はあったのですが、本体で設定ができました。900シリーズ、890,690は逆に本体では設定ができません。
スマホを持っている人には便利かもしれませんが、ガラケーを使っている、またはスマホは持ってないという人は、800以下(890、690以外)にした方が本体で設定できて便利です。
ヘイローモードが使える
ルンバに掃除してほしくないという場所があったら、デュアルバーチャルウォールという見えない壁を作ってルンバを入らせないようにすることができます。これまであったバーチャルウォールに加えて、ヘイローモードというものが追加されました。
バーチャルウォールに設定すると、約3メートルの壁ができ、その直線上にはルンバが近づけないようになっているので、ドアの入り口などにつけておけばルンバは入ることができません。
980では、これに加えてヘイローモードができました。ヘイローモードにして置くとその周り直径120㎝の周りはルンバがはいれないようなバリアができます。
我が家では、バーチャルウォールよりもヘイローモードを使う方が多いかなと思います。
ちなみにルンバは床に置いた洗濯物、本、などある程度重さのあるものはそのままでも平気ですが、電源コードが集まるところや、細かいものが置いてあるところはぐちゃぐちゃにしてしまいます。
一番やだな~と思ったのは、床置きのコルクボード。小学校や中学校のお手紙、習い事の予定表などをまとめてコルクボードにはっているのですが、それを床に置いて置いたら、なぎ倒したうえ、ルンバの背中にのせて走っていました。貼っていたお手紙はやぶれて、画びょうははずれて・・ととんだ被害に。
ヘイローモードにしろバーチャルウォールにしろルンバがはいれないゾーンをつくるって大事だと思いました。
※980が発売されたときには、このヘイローモードがついた『デュアルバーチャルウォール』が対応しているのは、980だけだったのですが、現在、
980・960
890・885・880・876・875・871・870
780・770・760
690・680・654・631・630・629・628・627・626・625・624・623・622・621・620
に対応しています。
最初から付属品としてついているモデルもありますが、追加で購入して使うこともできます。
値段の違いはニッケル水素電池とリチウムイオン電池のちがい
安いルンバと高いルンバ。値段の違いはバッテリーの違いでもあります。600 700まではバッテリーがニッケル水素電池。 800 900 はリチウムイオン電池。
ニッケル水素電池のほうが安いのですが、寿命が短いため、バッテリー交換の日がはやくやってきて、ランニングコストがかかります。最初に買うのは高くても電池のモチがいいリチウムイオン電池のほうが長い目でみるとお得です。
値段の違いは吸引力の違い
600シリーズ→3段階クリーニングシステム
800・900シリーズ→AeroForce クリーニングシステム
AeroForce クリーニングシステムは、真空状態をつくって吸引力を高めた掃除システム。600シリーズに比べて吸引力が50%アップしています。
値段の違いはブラシかそうでないか
600シリーズは、ホコリや髪の毛を吸い込む口についてるローラーがブラシになっています。800、900シリーズは、特殊なゴム性のAeroForceエクストラクターがついています。ゴム性のブラシには、ホコリや髪の毛が絡みつくことがなく、お手入れが簡単です。
980とその他のシリーズとの大きな違い
充電がなくなったらひとりで充電器まで帰る、スケジュール機能がついている、階段からは落ちない、2センチの段差をのぼるなどはどの機種にもついている機能です。
980になって、カメラやセンサーがつき、効率的にお掃除ができるようになり、カーペットだと吸引力が自動でアップ、充電がなくなったら戻り、充電してお掃除を再開する・・など新たな機能が満載で、やっぱり980が万能です。
大きな違いは、
- アプリでしかスケジュール機能が設定できない
- カーペットのお掃除にも対応した吸引力
- カメラやセンサーでムダのなく広い部屋を掃除できる
この3つだと思います。
アプリでしかスケジュール機能が設定できないとスマホを持ってない人はスケジュール機能が使えない。これは結構マイナスポイントだと思います。
800シリーズでお掃除できるのは、約25畳。一軒家で2階建ての我が家では広さでいえば800で十分です。
あとは、お値段ですね。
ルンバの公式サイトでは、アウトレットコーナーもあり、現在875・680・621などが安いお値段で購入できます。
もちろん新品。多少傷がついているアウトレット品です。
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