バーミキュラのお鍋。
鋳物ホーロー鍋って料理が上手な人用と言われることもあり、使いこなせるか心配な人もおられるかと思います。大丈夫ですよ。
さまざまな料理をつくってみましたが、どれもおいしく、買って良かったキッチン用品の一つです。
これから購入しようという人に、バーミキュラのメリット・デメリットをふまえたクチコミ・レビューを紹介します。
バーミキュラのメリット
- 無水調理ができる
- ブイヨン要らずで料理がおいしい
- 料理が簡単
- 栄養満点
- 部屋があったまる
- かわいい
- 蒸す、焼く、炒める、煮るがこれ1つ
- 野菜がたっぷり食べられる
- アフターフォローが充実
料理が簡単、おいしい、あったかい
スープや煮込み料理にブイヨンなしでも野菜やお肉、魚などの材料から十分に旨味が出ます。
水なし(無水)で作れるので、素材のおいしさをそのまま楽しめます。じっくり低温で長時間蒸した野菜は甘みも増し、無水カレーなら十分な甘みが出るので、いつもよりも辛いルーを入れるとおいしいです。
料理は材料を重ねるようにいれて入れてただコトコト煮るだけで、腕はほとんど入りません。鋳物ホーロー鍋が料理が上手な人向きなんて言われていますが、そんなことは全くありませんよ。
煮ている間もかき混ぜる必要もないものも多く、火をつけてほったらかし、簡単でシンプルな調理。むしろ料理が苦手な人に使ってもらいたいと思うぐらいです。
コトコト弱火で煮ていると部屋中においしそうな香りがただよって、部屋もあったまるので冬は、リビングを幸せにしてくれます。
野菜は調理をすると栄養が失われていくといいます。
例えば、じゃがいものビタミンCは水に溶けやすく熱に弱いのですが、バーミキュラの無水調理だと他の調理器具をつかうより損失が1/2も少なく、高い数値が期待できます。
子育て中の家庭には、うれしい栄養たっぷりの料理ができますよ。
野菜の味がちがうので、野菜嫌いでもこれなら食べれるという子どももいるとか。子どものいる家なら調理法をみせることで食育にもなりますね。
かわいい
バーミキュラのお鍋は、素材の安全性も考えたカラーで基本は、和食がおいしく見えるパステルナチュラルカラー。
他社の鋳物ホーロー鍋と比較した時、色やデザインの好みで選んでもいいのでは? 私は“かわいい”は結構なポイントとなって購入しました。
重くて、棚に出し入れすることが難しいので基本、出しっぱなしになっていますが、お鍋があることでキッチンがいい雰囲気になっています。
料理をいれてそのまま出すと、一気にパーティーのような華やかさ。料理をつくるだけじゃなく、花を添えてくれるお鍋です。
蒸す、焼く、炒める、煮るがこれ1つ
例えば、煮込みハンバーグを作る場合、フライパンで焼いて、鍋で煮るという工程になりますが、お鍋の底がグリルパンのように波打っているので、おいしそうな焼き目もつきますし、そのお鍋でそのまま煮ることができます。
- おでんの大根の下茹で
- お米を炊く
- 土鍋代わりに
- 茶碗蒸しやプリン作りの蒸し器として
- 肉を焼く
など、圧力なべ、土鍋や蒸し器、フライパン、炊飯器がこれ1つで代用できます。
色々な種類のお鍋を揃えなくてもいいというのと、出しっぱなしでコンロの上においておくと、出し入れする手間もなく、これで全部調理できて便利♪
野菜がたっぷり食べられる
野菜の水分で作ることが多いバーミキュラの料理、例えば京人参のポタージュは人参4本をつかって作りました。こんなにいっぱい?という野菜の量でもじっくり熱を入れることで、旨味が凝縮、量もギュっと縮まります。
4人分のポタージュなので、一人1本の京人参を食べたってこと? それってすごいよね。バーミキュラを使うと野菜不足が解消されますよ~。
アフターフォローが充実
強火は厳禁、基本は弱火というルールがあったり、鍋を使いこなすにはクセをつかむコツがあります。
バーミキュラには、仮にホーローを焦がしてしまったり、欠けてしまったり、ホーローが剥がれてしまった場合でも長く使えるサービスとしてリペアサービスがあります。修復サービスですね。
以前は私もお鍋やフライパンは安いものを使い捨てにしていたのですが、燃えないものを捨てるというのは罪悪感もあります。最近では、再コーティングをして何度も使えるものか、一生使えるステンレスのものを選ぶようにしています。バーミキュラは環境にもやさしいお鍋ですよね。
また、鋳物ホーローメーカーはほとんどがフランスの会社なのに対し、バーミキュラは愛知ドビーという愛知にある会社(町工場)で作られています。それぞれ、日本の公式サイトはありますが、日本で、日本人が、日本のお客さんの声を直接聞いてつくっているのは、バーミキュラだけ。
公式サイトでは、お手入れ方法、レシピ、などお鍋に関して相談窓口があり、日本人だからこその丁寧な対応、日本の食卓に合う料理のレシピが提供されていて、とってもわかりやすいです。
バーミキュラのデメリット
- 重い
- 夏は暑くて無理
- 時間がかかる料理が多い
バーミキュラは重い
バーミキュラはフタにも本体も両手で持ち上げられる持ち手がついていますが、他社の同じ直径の鋳物ホーロー鍋と比べても一番重いです。その分フタと鍋の間が密着しているので、蒸気をほとんど逃さずに美味しい料理が作れます。おいしさをとるか、重さをとるかですね。
まだ私は40代前半なので、バーミキュラの22センチを持っても重いとは感じますが、つらいまでは思いません。ただ、母の世代(60代後半)になると、お鍋は軽いほうがいい!重いのは絶対イヤと言います。絶対イヤな人はやめておいた方がいい重さですね。
コトコト煮ることのデメリット
弱火でじっくり、煮込み料理や蒸し料理は約30~60分。共働きで、帰ってから全部で30分でご飯を作りたいという人には、時間がかかりすぎます。
また、長時間コトコト煮るので、部屋はあったかくなりますが、さすがに夏には使いたくないお鍋ですね。
バーミキュラを購入したクチコミまとめ
バーミキュラは、使いこなせない、宝の持ち腐れになっちゃう・・なんていうクチコミも見かけますが、自分でいつもの料理をいつも通りにやると調理方法が全然違いますので、確かに失敗しちゃいます。
使いこなすには、まずはレシピをレシピ通りに作ること。何品か作ってみると、コツがつかめて、オリジナルで作ってみてもうまくいくと思います。
最初に公式レシピが2冊ついていますので、その料理をつくるだけでも十分ですが、さらに公式ページやアプリ、バーミキュラの調理本を買うなどして参考にできるレシピは、随時追加されています。
バーミキュラは、購入した人がバーミキュラをどれだけ楽しんでもらうことができるかということを重視しています。
2019年12月には、愛知に「バーミキュラ ビレッジ」がオープン♪
レストラン・ベーカリーカフェ・フラッグシップショップ・料理教室・ラボ・クックブックライブラリー・カスタマーサポートセンターなどを集約し、 バーミキュラ創業の地であるこの場所でしか味わえない「最高のバーミキュラ体験」ができるんだって!
そこにもぜひ行ってみたいです。
料理って毎日やるものだから、悩まされたくないです。
買ってみて、使ってみて、本当に楽しい♪
腕をふるわなくてもほったらかしで簡単だし、おいしいし、買ってよかったお鍋です。
バーミキュラ オーブンポットラウンド 22cm パールグリーン PGR
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