“カラットフライヤー”を使って、実際に料理やお菓子を作ってみました。
カラットフライヤーの基本の調理方法、揚げ物やお菓子、居酒屋メニューを作ってみてわかったこと、料理の味、カラットフライヤーで作るのに向いている料理、向いていない料理などを紹介します
カラットフライヤー基本の調理 鶏の唐揚げ
カラットフライヤーの使い方についてはこちら⇒ カラットフライヤーの使い方
カラットフライヤーについているレシピ本のレシピで作ってみました。最初に、しょうゆとみりん、しょうが、にんにくで下味をつけて、揚げる前に粉をつけるタイプの唐揚げです。
約350gの唐揚げが180℃10分で調理できます。油で揚げると5分ぐらいかな? 油で揚げるより時間はかかりますね。
油で揚げないのは、ヘルシー、だけど、唐揚げとはまた別物って思っていましたが、思ったより唐揚げでした。食べてみると・・
鶏肉そのものの肉で揚げるので、中はぱさぱさかと思いきや、中の鶏肉もジューシー。色々やってみてみるとオイルスプレーを使う方が外がかりっと、色も香ばしく、さらにおいしくできると思います。
ただし、油で揚げた唐揚げと比べると、油で揚げる唐揚げの衣、肉の方がふんわりした唐揚げになると思います。
調理後のカラットフライヤーの中がこちら。鶏肉の油がさらに滴り落ちているのがわかります。これをみると、油を使ってないのに、さらに食材からの油も落としてくれてかなりヘルシーだなってさらに実感がわきました。
毎回、油で揚げるのではなく、今日はおいしさをとって、油で、今日はヘルシーとお手軽をとってカラットフライヤーなど使い分けるといいかも。
また、酢鶏に使うときとか、ちょっとだけお弁当に入れたいなんていう時には、準備片付けに手間がかからないカラットフライヤーが便利だと思います。
カラットフライヤーで作るとんかつ
とんかつ2枚が、200℃15分でできます。“かつ”の衣をつけてカラットフライヤーで加熱しても素材の油だけでは上の写真のようにこんがり色にはなりにくいです。
中までしっかり火が通っていて、みためよりずっとおいしい。素材の油といっても粉、卵、パン粉を超えて表面まで到達するのかな? と思いましたが、きちんと行きわたり、素材の油で揚げられました。
見ための色の薄さが気になる人、もう少しカリっとさせたい人は、オイルスプレーを使うのがおすすめです。
カラットフライヤーで作るささみの天ぷら
唐揚げを作ってみて、唐揚げって粉だけつけるものと、どろっとしたタイプの衣のものがありますよね? どろっとしたタイプの衣だと、下に滴って、衣がはげちゃうのかしら・・と思って、下味をつけた鶏肉に、卵と薄力粉、片栗粉の衣をつけて、カラットフライヤーであげてみました。
結果、まったく問題なし。衣が滴って、バスケットにくっつくということもなくきれいに作れました。
油で揚げるとよりふんわり作れますが、十分でしょう。
かなりうまくできたので、もし、カラットフライヤーを持っている方はやってみて。詳しいレシピは動画にのせています。
カラットフライヤーで居酒屋メニュー作ってみた
おうち時間を充実させたい今、おうち居酒屋流行ってますよね。カラットフライヤーとちょっとずつを色々楽しむ居酒屋メニューの相性とってもいいですよ
カラットフライヤーで焼きおにぎり
カラットフライヤーは、加熱中に開けることができます。開けると同時に、燃焼がとまるので、安心。途中開けて、刷毛でタレをぬる・・するとカリっと香ばしくやきあがります。
直接おにぎりをのせる部分はバスケットで網状になっていて、トースターより安定感があり、失敗せずに作れます。
カラットフライヤーで揚げ出し豆腐
居酒屋メニューで人気の揚げ出し豆腐。揚げているうちに崩れてしまうのでは・・と心配ですが、こちら、油で揚げるよりカラットフライヤーの方が上手に作れて感動しました。
豆腐自体に油分がないので、おいしそうに焦げ目をつけるには、オイルスプレー必須です。最難関は、豆腐の出し入れ。上からしか出し入れできないし、側面は熱々。
上の写真の柳宗理 SORI YANAGI 18-8 トング 穴あき が大変便利でした。
カラットフライヤーで作るフライドポテト
冷凍のフライドポテトをあたためるのも簡単でした。ただ入れるだけ。塩をふって、カラットフライヤーのバスケットを使って振れるのも便利です。
フライドポテトは、揚げずともトースターで作ることもできますが、カラットフライヤーは庫内が密封されていて、せまいため、袋に書いてある時間よりも早く作ることができ、ちょっと食べたい時などにはとっても便利。
居酒屋メニューにカラットフライヤーを使うと何が便利かっというと、少量のおかずをどんどん作れること。次々作っても、汚れも気にならず、揚げ物の衣もそんなにくっつかないので、そのたび、洗う必要がありません。
作っている様子、動画でもどうぞ!
カラットフライヤーでお菓子作ってみた
カラットフライヤーは要するにはミニオーブン。だから、オーブンで作る料理には非常にむいています。しかも、庫内が小さいので、予熱が早くあがりますし、できあがりも早いです。
少量でちょこっと作るときには、オーブンで作るよりカラットフライヤーが断然便利。レシピは他からいくらでも持ってこれるから、カラットフライヤーのレシピにこだわる必要もありません。
カラットフライヤーで作る紅茶のスコーン
カラットフライヤーはミニオーブンなので、予熱が早く、熱もしっかり行きわたるということで、スコーンを作るには向いている調理家電だと思いました。普通においしく焼けます。
ただし、カラットフライヤーのレシピがいまいちなので、スコーンのレシピはどこかからとってくるのをおすすめします。
カラットフライヤーで作るポテトチップス
ポテトチップスをカラットフライヤーで作ると小さなじゃがいも1個分ぐらいしか作れません。それを何度も繰り返せば、たくさん作れますが、それも結構面倒。ポテトチップスを揚げずに作るなら、大きなオーブンの方が便利と思いました。
カラットフライヤーで作るベイクドチーズケーキ
カラットフライヤーでチーズケーキを作るには、別売の丸型ナベが必要です。ミニオーブンで火も通りやすいのはいいのですが、焦げも付きやすいです。
アルミホイルをかぶせて・・とのことですが、アルミホイルをかぶせて、カラットフライヤーに入れようとすると、出し入れがとても難しい。
できあがりはとてもおいしいレシピでしたが、作るのが難しい。これは、オーブンで作ったほうがいいです。
カラットフライヤーで作る焼き芋
焼き芋はカラットフライヤーで思ったよりも短時間で上手にできました。焼き芋はカラットフライヤーで作るのが向いています。
オイルスプレーは使った方がおいしい&見た目もよい
揚げ物を作る時やおいしそうなこんがり焦げ目をつけたい時には、だんぜんオイルスプレーがお手軽で便利です。
オイルスプレーは、家で作っている油をオイル用のスプレー容器に移し替えてもいいし、お店にも売っています。
カラットフライヤーのレシピ本では、
フライの場合、パン粉を先にフライパンで茶色くなるまで炒めるといいと書いてあったので、やってみたのですが、量もわからないし、結構手間がかかります。
やっぱりオイルスプレーがおすすめですね。
カラットフライヤーに向いている料理・向いていない料理
カラットフライヤーは、準備や後片付けが楽チンで、使った後もさほどよごれないので、次々作ることができます。また庫内は調理中閉まっているので、油ハネは全くなし。
揚げ物を安全に作ることもでき、怖く感じません。
カラットフライヤーに向いている料理
- ヘルシーに仕上げたい揚げ物
- 少量のおかずを次々作る居酒屋メニュー
- お弁当のおかず
- 油はねが多い揚げ物(たこの唐揚げ・魚介類のフライなど)
- 崩れやすい揚げ物(揚げ出し豆腐など)
- オーブンで作る小さいもの(スコーン・焼き芋など)
カラットフライヤーに向いていない料理
- 大勢で食べる大量のおかず
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