保存容器の中の空気を抜いて、中の食材の鮮度を長持ちさせ、酸化を防ぐFOSA(フォーサ)。2020年7月。FOSAの角型が登場したので使ってみました。
FOSAとは? 角型と前モデル(丸形)との違いは? FOSAの使い方、FOSAを使ってみて良かったメリット・デメリットを紹介します。
FOSAとは?
FOSA(フォーサ)は、食材の腐る原因となる酸素をシャットアウトして保存できる容器です。
同じ、ショップジャパンの商品で、真空パック器「ピタント」という商品があります。
こちら↓
フードシーラー ピタント 【Shop Japan(ショップジャパン)公式 正規品】
「ピタント」はとても便利ですが、真空パックのビニールが毎回必要になり、ランニングコストがかかってしまいます。
これに対してFOSAは、容器タイプなので、ランニングコストもかからず、乾電池で動くので、お手軽です。
中の空気を抜くためのFOSA本体がこちら
空気を抜くための穴がとても小さいので、こんなので本当に抜けるのかしらと手をあててみたところ、吸い付く、吸い付く・・・
指にこんな型がついてしまいました。小さい穴ですが、吸引力は結構あります!
FOSA角型 前モデル丸形との違い
FOSAの前モデルはこちらの丸形でした。
この丸形、真空で保存できる性能としてはいいのですが、いざ、冷蔵庫で保存するときに、形が丸いために、スペースがもったいないなと思っていました。
そこで登場したのが、角型です。
角型になったことで、収納スペースに無駄がなくなり、無駄なく収納することができるようになりました。さらに、フタが真空用と電子レンジ用の2種類ついているので、真空にして味をしみこませた後、フタを変えて、レンジでチン。
調理もそのままできるようになりました。
FOSAの使い方
FOSAに食材を入れます。真空にするには、ふちから1.5cmは開けておきます。
ふたをしめます。容器の上の中心部がちょっと凹んでいますが、そこへ、FOSA本体をセット。
スイッチオンで容器の中の空気を吸い取ります。
スイッチを押すのは、最初だけ、後は手を離してもウィーンといいながら空気を抜いてくれます。空気が抜けたら、自動的に電源が切れてストップします。
いったん真空にするとフタがぴったりしまって逆さまにしても漏れません。
開ける時には、真ん中のボタンを押すと『プシュー』といって空気が抜け、簡単に開けることができます。
さらに、角型には
通気孔が開いている電子レンジ用のふたがついています。中身を入れ替えなくても、ふたを変えるだけでそのまま調理ができます。
これでとても便利になりました。
また、FOSAの丸形は透明だったのに対し、角型は、半透明になりました。
使い方は簡単ですね。
FOSAを使った料理のレシピ
実際に真空保存、電子レンジ調理をしてみた動画があるので、みてくださいね。
- FOSAで作る時短でカルパッチョレシピ
- FOSAで作る時短で柔らかくする蒸し鶏レシピ
- FOSAで作る時短で塩麹で味付けするローストポークレシピ
- FOSAで作る時短で味を染み込ます大根の甘辛煮レシピ
- FOSAで作る時短で味を染み込ますなす豚バラ煮レシピ
FOSAのサイズ
FOSA丸形のサイズ
◎真空コンテナ・大・・・大き目のカット野菜、食べきれず余った煮物やシリアル等…湿気に弱い食材の保存に便利な大きいサイズ(1350ml)の真空コンテナ
◎真空コンテナ・中・・・食べきれなかった果物やカット野菜、ちょっとした料理などの保存に万能に活用できる中サイズ(850ml)
◎真空コンテナ・縦長・・・ほうれん草や白菜、パスタなど長~い食材の真空保存に重宝する縦長(2850ml)
の3つ。
FOSA角型のサイズ
◎真空コンテナ・大・・・1480ml
◎真空コンテナ・小・・・670ml
我が家では、食材を冷蔵庫で保存する際、IWAKIのパック&システムを利用しています。パック&システムの500mlと1200mlは残りものを入れる時、作り置きを作る時にぴったり。
パック&システムとFOSAの中・大を比較してみたところ、ちょっとずつFOSAの方が大きいものの、真空にする際には、上から1.5cm開ける必要があることから、同じぐらいの食材が入れられます。
同じ量のブロッコリを各容器に入れてみました。食材保存しやすいサイズですね。
FOSAを使ってみてわかったメリット・デメリット
FOSAを使うメリット
フォーサを使ってみて良かったことは、
- 食材を鮮度を落とさず保存できる
- ぴたっとしまるのでニオイ移りなし
- ぴたっとしまるので、振っても逆さにしても問題なし → 調味料の節約
- 漬物、ピクルスなどは保存しながらさらに味が染み込む
- 乾物、粉モノの湿気も防げる
- ふたを変えるだけでそのままレンジ調理できる
容器の中が真空になるので、酸化が防げます。ドレッシングに漬け込んだトマトサラダをつくってみましたが、こうして保存している間にも、真空状態の方がどんどん味が染み込むので、おいしくなります。浅漬けなどを自宅で作っている人にはとっても便利ですよ。
いったん、真空になったフォーサは手で開けようと思っても開けることができません。キムチやにんにくが入った料理などニオイ移りが気になる食材も密封できるので安心です。
中に入れるのは、食材のストックならなんでも。
パスタや
しいたけ、こんぶなどの乾物などフォーサで密閉保存すると湿気も防げて虫も入らず、丸形は、容器が透明なので中の様子もわかりやすい。
FOSAのデメリット
FOSAのデメリットは、
- ふたが開けづらい
- ふたが複雑でお手入れ大変
- 高さが高い
の3つです。
まず、ふたは、中の空気を減らして密封すると、いくら真空解除ボタンを押しても、ぴたっとパッキンが張り付いて開けづらいことがあります。
これは、特に冷蔵庫に入れているときによくおこり、中の気圧が下がっているからかと思われます。その際には、ちょっと時間をあけると開けやすくなります。
FOSAの真空用のふたの裏はこのように複雑な形状をしています。
真空にすると、ぴたっとふたが密着して漏れないことから、中身を逆さにしたり、振ったりするので、ふたもしっかり汚れます。
ふたには、汚れ防止キャップといって、真空穴に水分が入らないようにキャップがあるのですが、洗う時には、これを外さないと、この間に、洗剤や汚れが入り込みます。
はずそうとしてもお肉の油でぬるぬるになっているとすべってはずれないこともあり、結構たいへん。デコボコも多いので、汚れが隙間に入り込み、結構たいへん。さらにしっかりパッキンがついていることで、乾くにも時間がかかります。
デメリット3つめは、高さが高いこと。
丸型の一番小さいコンテナに中に食べきれなかった料理や作りおき料理を入れて冷蔵庫に縦に積んでいれてみたところ。ギリギリ入らない。角型の小はさらに高さが高いので、縦には詰めるものの、詰んだ状態で冷蔵庫に収納しようと思っても入らないのが残念です。
我が家が通常使っている段の配置では入りませんでした。こういうところ、日本製のコンテナなら、もう少し考えられて作られているのにな~。と思ったり。
冷蔵庫が大きいおうちや常温のものだけを保存するなら気にする必要はないかもしれませんが。もう少し薄いサイズがあるといいですね。
とはいえ、キッチンでスイッチオンで真空にできる容器というのは、食材が長持ちし、味が早く浸透します。本当に便利ですよ。
ぜひ使ってみてくださいね。コンテナはセットになっていますが、ほしいサイズを追加で購入することもできます。