炊飯器を卒業したくて、いろんなお鍋でごはんを炊いてきましたが、このたび、無印のお米を炊く土鍋“土釜おこげ”で納得。
普段圧力鍋でお米を炊いている方から、買い替えを検討しているというコメントをいただきましたので、内容をシェアさせていただきたいとおもいます。
圧力鍋でお米を炊く方法
圧力鍋といってもいろいろありますが、我が家で使っているのは、フィスラー圧力鍋のコンフォートというモデル。
コンフォートでお米を炊くには、圧力がかかってから3分。蒸らし時間10分で炊けます。
詳しくはこちら>>フィスラー圧力鍋でお米を炊く方法はこちら
ちなみに、フィスラーの圧力鍋にはランクがあり、コンフォートの上にプレミアムというものがあります。プレミアムなら圧力がかかってから1分です。
お米をおいしく炊くには、火をつけてから沸点に達するまでが、急上昇するのがいいといわれていますが、圧力鍋は圧力がかかってから1~3分と土釜おこげと同じように短く、そういう意味では優秀です。
記事にも書いてありますが、圧力鍋の場合、いったん圧力がかかったものをすぐにふたをあけることはできません。冷たい水をかけ、急速冷却させるか、圧力がぬけるまで自然放置させるかのどちらか。
蒸らし時間10分といっても自然放置で10分では圧力はぬけませんので、ご注意を。それでも一番早く炊けるのは圧力鍋ではないでしょうか。
圧力鍋は2.5リットルと4.5リットル2つ持っています。容量が大きければ大きいほど、圧力がかかるまでに時間がかかってしまいますので、少量のお米をたくなら2.5リットルで十分。
私も、お米を炊く用に2.5リットルを購入したつもりなのですが・・・
ふだんこんな感じで、2.5の上に4.5リットルのお鍋を重ねて収納しているので、どんな料理をつくるにもたとえ、お米を炊くにも使うなら4.5リットルになってしまっています。
買ってみないと使ってみないとわからないものですね。
土釜おこげでお米を炊く方法
無印の土鍋 でお米で炊く方法はこちら
>>10分強で火加減調節不要 おいしいごはんが炊ける 無印土釜“おこげ”
火加減いらずなことと、フツフツ言い出してから1~2分(合計、火をつけてから約13分ほどで炊きあがり)。蒸らし時間は20分ですが、圧力鍋のようにフタがあかないってことはないので、開けて食べることは可能。
ステンレス多層鍋でお米を炊く方法
圧力鍋ではなく、無水鍋としても使えるステンレスの多層鍋でも簡単にご飯を炊くことができます。
小さな鍋で炊いたので、沸騰するまでも早く、そこから10分で炊けるというスゴ技。火加減は中火→弱火です。
ふだんおかずをつくる小さなお鍋で、収納スペースもいらず、重さも圧力鍋や土鍋に比べると軽く出し入れが楽。
デメリットは、ふたが軽いため、吹きこぼれがふせげないこと。圧力鍋や土釜おこげはガスコンロが汚れるほどのふきこぼれはありません。
お米を炊く鍋を軽さで選ぶなら
コメントでいただいたのは、お米を圧力鍋4.5リットルで炊いているが、重いので2.5リットルに買い替えようと思っているがどうだろうかという質問でした。
重さをはかってみたら、
圧力鍋 4.5リットル→約2800g
圧力鍋 2.5リットル→約2600g
土釜おこげ 3合→約3800g
ビタクラフト多層鍋 1.7リットル→約1000g
圧力鍋は、大きさを変えればだいぶ重さもかわりそうですが、フタだけでも約1000gあり、2リットルの差があっても200gほどの差しかありません。200gといえば、玉ねぎ1個分ほどの差になり、重さを考えての交換ならあまり効果はなさそうです。
土釜おこげはといえば、3800gと圧力鍋よりさらに1000gも重くなってしまいます。これは、一番のデメリット。とにかく重いです。
おひつがわりになり、食卓に運びますが、取手もないし、お米の炊き立ては熱いので鍋つかみを両手につけてしたからお鍋を抱えるようにして運んでいます。伊賀焼で外側もつるつるなので、いつ割るか・・それが不安でたまりません。
重すぎて、もう収納しようなどという気はありません。うちのコンロにずっとのりっぱなし。おかずを炊いても早いのでコンロにのってるなら・・野菜もこれで炊くときがあります。
ただ、使うと洗わなきゃいけないですが、洗うのも結構大変ではあります。
そんな中、ステンレスの多層鍋は小さいこともありますが、1000gとかなり軽い。重さで選ぶならステンレス多層鍋ですね。
お米を炊く鍋をおいしさで選ぶなら
最近、家電の中でも炊飯器が大変注目されています。お米をおいしく食べたいというニーズは高まってきて、高級炊飯器が各社からたくさん販売されています。
やっぱりお米は、昔ながらのかまどで炊くようなお米が一番おいしいと言われています。
かまど炊きのお米がおいしい理由は、火をつけてから沸点に達するまでの時間が短く、中の温度が急上昇し、強い火力で釜の中で対流を起こし、お米一粒一粒にまで熱がいきわたっているからだそうです。
炊飯器メーカーはそのようなかまどで炊くような米を目指してつくっていますが、やっぱり電気だとそこまでのパワーを出すというのが難しいみたいですね。それでも、高級炊飯器はかなり近づいているようですが。
その点、ガスでお鍋で炊くだけでもおいしいお米を炊くことができます。
急上昇、強い対流という点では、圧力鍋や土釜おこげが合格点だと思うのですが、ちがいは素材。
うちの圧力鍋はステンレスでできているため、水分をはじきます。そのため、水加減をちょっとでも間違えたり、時間がたつとべちゃっとします。
土鍋だと、土は呼吸をしているので、いらない水分は吸い取ってくれ、そのままおひつのようにおいておいてもいつまでもいい感じのお米の状態でたもってくれます。
味も一番おいしいと思います。
味で選ぶなら 土鍋で!
炊飯器とお鍋でお米を炊く違いは?
炊飯器との違いを考えてみました
・早炊き機能がいらないぐらい早くたける
・タイマー機能が使えない
・横についてないといけない
・おかずによってコンロがふさがり使えない
・保温時間は約1時間半
早炊きに関してはどのお鍋でもお鍋の勝ちです。早く炊けるということは、タイマー機能も不要になります。
ただ、タイマー機能を使いたいときって、でかけていて、忙しい、お米だけでも炊いていこうってときなので、早く炊けるなら問題なしですね。でも、朝お弁当のために、起きてすぐに炊けていたら・・という人には不便かもしれません。
炊飯器は、ほうっておいても安心ですが、お鍋で炊く場合、ふきこぼれない、火加減なしだとしても危ないので、横についてないとダメです。それがたとえ10分少々だとしてもやっぱり忙しいときには、炊飯器便利だな~と思います。
あと、おかずによって、コンロをすでに他の調理に使っていたら、ご飯が炊けないってことがあります。
うちは、3口コンロですが、中火になるのは2つなので、その2つを使ってたら時差でやるしかありません。揚げ物や中華鍋でジャンジャン炒め物をするってときも、油が土鍋に飛んじゃうのはちょっと・・・。
土鍋は蓄熱力があり、火を消してから1時間半ぐらいの保温時間があります。テーブルに土鍋ごともっていって、おひつのように使えますし、水分調節もできるので、時間がたってもごはんがベチャッとなりません。
むらし時間、または、保温時間に昨日の残りごはんをほうりこめば、一緒にあったかくなるので、電子レンジいらずでもあります。
炊飯器を完全に卒業するのはまだ先になりそうですが、鍋でごはんを炊く生活結構気に入っております。
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